【ネット記事の和訳勉強】強めな印象を与える副詞「relatively」の訳し方

英語

かなり前のネット記事で、プロテニスの大坂なおみ選手に対して女芸人コンビの不適切な発言が話題となった記事がありました。

英文の中で、翻訳する上で気を付けたいポイントを見つけたので紹介したいと思います。

Female double act ‘A Masso’, who are relatively unknown, had also said that the 21-year-old former world number one was ‘too sunburned’.

Japanese comedians apologise for ‘joking’ that tennis star Naomi Osaka needed ‘some bleach’ | Daily Mail Online

気を付けたいなあと思った英文は、カンマで挟まれている『, who are relatively unknown(比較的に/相対的にまだ知られていない=まだ無名である),』の箇所。

通常、『who~、』は『’A Masso’』の説明として、一文にまとめて訳出するケースが多いと思います。

ですが、ここの『relatively』は強めな印象を与える副詞なので、『, who are relatively unknown,』については、別に文章化しても良いと思います。

それを踏まえると、訳文は次のようになります。

『女芸人コンビ「Aマッソ」は、世界トッププレーヤーである大坂選手(21歳)に対して、「焼けすぎ」と発言した。ちなみに、このコンビはまだ無名である。

副詞『relatively』がかなり強い意味合いがあるため、それを強調する一文を最後に加えることで、訳文が少しスッキリしたように感じます。

反対に、コンビの説明文として訳出すると、次のようになります。

まだ無名の女芸人コンビ「Aマッソ」は、世界トッププレーヤーである大坂選手(21歳)に対して、「焼けすぎ」と発言した。』

どちらの訳文がしっくりくるかは訳す人の感覚にもよるかもしれませんが、私は別文章として訳すのも一応アリかなと思っています。

ご参考になれば幸いです。

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