【交換留学】私が留学していた町(米イリノイ州アストリア)を紹介します!

暮らし

書斎の棚を整理していた時の話です。

昔のアルバムがとても分厚くて幅を取るので、無印用品のクリアファイルアルバムに移し替える作業をしました。

その時に懐かしい留学時代の写真を発見!

アルバムに入れた写真や記事、ポストカードや友達からの手紙やメモなんかを見ていると、留学時代の懐かしくて暖かい思いがよみがえってきました。

ここで、ほんの少し、留学していた町アストリアの話をご紹介したいと思います。

のどかな風景が続く町、アストリア

地理

私が留学した町は、米イリノイ州フルトン郡の西部に位置する小さな田舎町アストリア。

2010年の国勢調査では人口は1,141人。

この町の最初の印象は、「こじんまりした小さな町だなあ」でした。

今は当時よりも人が減ってしまったのでしょうか。

この町に住むホストファミリーの家に行くまで、車の中から見た風景は一面の畑。

ちょうど夕方頃で、夕日も重なってとてもきれいな風景でした。

これから一年間、のどかな町でどんな生活が待っているんだろう。

新しく出会う友達やホストファミリーとも仲良くやっていけるだろうか。

そんなワクワクドキドキな気持ちや不安な思いを持ちながら、きれいな畑の風景を眺めていたのを覚えています。

気候

アストリアは日本の北海道とほぼ同じ緯度あたりに位置しているため、夏は涼しく冬は氷点下の世界。

春から夏にかけてはとても快適な季節で、寒かったり、雨が降ったり、暑かったといった記憶はないです。

家の地下にはセントラルヒーティングの空調施設があって、どの部屋にいても冬場は暖かく過ごしやすい環境でした。

ひとたび外に出ると凍る寒さで、冬場は車なしではどこにも行けませんでした。

冬になって日本から持ってきたスニーカーでは寒すぎたので、現地用の冬ブーツを買いました。

北海道並みの寒さなので、日本本土の服装やブーツでは到底歯が立たない。。。

それでも、一年間を通して、とても素敵な季節が楽しめる町でした。

教育機関

アストリアには、幼稚園、小学校、中学校そして高校が一つになった学校があります。

私はアストリア高校にシニア(高校4年生)として編入しました。

アメリカの学校編成がとても面白くて、中学校は2年制で、高校は4年制(1年生:フレッシュマン、2年生:サーフモアー、3年生: ジュニア、4年生:シニア)でした。

校舎は一階建ての建物で、それぞれ幼稚園、小学校、中学校と高校の施設に分かれていましたが、廊下を通ってそれぞれの施設に行くことができます。 

学校の敷地内には、校舎、アメリカンフットボールのグラウンド、野球場、アーチェリー場、体育館と駐車場がありました。

学校専用のプールはありませんでした。

その代わりと言っては何ですが、個人用のプールを自宅に持つ家庭が多かったです。

学生も少ないのでそれほど大きな学校ではなかったですが、4つの教育機関が一つの建物に収まっているのが、アメリカっぽいなあと思いました。

興味深い科目:ドライバーズライセンスの授業

アストリア高校に編入して、スクールカウンセラーから「卒業証書」を取ることができると知らされてから、私は卒業資格を得るための必須科目を勉強しました。

そのうちの一つが、「Drivers’ Education」でした。

留学する前にアメリカでは運転免許が学校で取れる、と聞いていましたが、本当だったのかあと実感しました。

それも、必須科目指定。

ホストファミリー曰く、「アメリカは広大な土地だから、車がないとどこにも行けない。だから学校で車の免許が取れる授業があるんだよ」らしいです。

仮免許試験の合格が卒業単位の取得条件だったので、仮免許証まで受けました。

本免許の取得は、当時留学を斡旋する団体から「自動車運転免許の取得は禁止」と言われていましたので、私は必要単位まで受けさせてもらいました。

日本では自動車講習所に通って免許を取るのに、アメリカでは学校で免許が取れるということを実際に体験して、やっぱり驚きました。

でも、アメリカでは日常的に運転が必要なスキルなので学校で取得できるんでしょうね。

その点は羨ましいなあと思いました。

満点の星空

アストリアは空気もキレイで、自然が広がる穏やかな町。

木の上や、家の庭で普通にリスが走り回る姿が見られます。

野生のリスをまじまじと観察できたことが嬉しくて、リスを見かけると、つい足を止めて、じーっとリスの行動を見て楽しんでいました。

ある日、ホストファミリーと夜の散歩に出かけた時のことです。

夜空を見ると、今まで見たことのないほどのたくさんの星を見ることができました。

その中でも、星の量が半端なく密集し、まるで川が流れるように光り輝いている星空がありました。

私:「あの星空、天の川じゃないよね?」

ホストシスター:「天の川だよー」

私:「えー--!!初めて見た!」

初めて天の川を見た私に、ホストシスターは笑っていました。

あれほど夜空いっぱいの星を眺めたことは、後にも先にもあの時だけです。

本当にきれいな星空だったなああ。

さまざまな学校行事

日本の学校と違って、アメリカの高校はとても面白い行事がたくさんありました。

  • スクールトリップ
  • 数学クラストリップ
  • クラブ活動のナイトゲーム
  • 季節ごとにローテーションするクラブ活動
  • ホームカミング・ダンス
  • バレンタイン・ダンス
  • プロム・ダンス、などなど。。。

学校の体育館でダンスパーティや、季節ごとにローテーションするクラブ活動の試合があって、学校でいろんな行事が開催されていました。

リストで紹介した行事はごく一部で、他にもたくさんあったような感じがします。

もし機会があったら、季節ごとの学校行事を紹介したいと思います。

まとめ

当時の写真や手紙、学校からの配布資料や旅行に行った時のパンフレット等を見ていると、昔の気持ちも一緒に蘇ってきます。

でもそれを文章に落とし込もうとすると、うまく表現できなくて、細かなことまで思い出せなくなっています。

年だなあ。。。

いつか思い出しながら、楽しかった留学時代の話を書いてみたいと思います。

Googleでアストリアの写真を見て、懐かしく思うと同時に、建物の劣化が進んだんだなあと思いました。

あれからもう30年近くたっているわけなので、当然ですよね。

今あの町を訪れることができたら、まずは沢山の思い出がある学校に行ってみたいです。

またいつか、思い出の町アストリアを訪れたいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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