通信環境:昔と今と

日記

つい最近、姉からこんなLINEが来ました。

「ばぁばにLINE送ったって~」

そういえば、実家の母はまだ「LINE」していなかったな。。。

なんでも、かわいいひ孫ちゃんの写真を送ってもらいたくて、今LINEを練習中だそうです。

LINEをマスターしてくれたら連絡取りやすいので、すばらしい!

そんなことを考えながら母にLINEを送っていると、ふと昔、私が留学していた頃や仕事で米国にいた時に母が使っていた手紙やEメールのことを思い出しました。

「あの時も、母は頑張っていろいろ覚えてくれたな」

そんな記憶がよみがえってきて、なんだか懐かしくなったので、当時を思い出してみたいと思います。

懐かしい通信(1990年代前半)

私が米イリノイ州の高校に一年間留学していたのは1990年代前半。かなり昔です(笑)。

その当時は、まだ携帯電話もなく、PCも一般家庭には浸透していなかった時代です。

インターネットは1990年代初頭にURL(Uniform Resource Locator)、HTTP (HyperText Transfer Protocol)、HTML (HyperText Markup Language)が考案され、WWW (World Wide Web)の仕組みが出来上がっていたらしく、その後1990年代後半から一気に全世界に普及され、現在に至るわけです。

私が留学していた1990年第初頭に現在のようなインターネット環境があれば、という「What if?」な世界をついつい考えてしまいます。

当時の一般的な通信環境と言えば、次の3つくらいしか思いだせません。

  • 航空郵便(エアメール)
  • 国際電話
  • ファックス

さすがにファックスで実家に連絡したことはなかったです(笑)。

週に一回くらいは手紙を書いて、写真を同封したりして母に送っていました。

郵便局に投函してから日本に届くのに1週間から2週間近くかかっていたので、あの時は母からの返信を待たずに、すぐに手紙を書いて送っていたのを覚えています。

留学中に楽しみにしていたのが、日本への国際電話(コレクトコール)。

一か月に一回くらい、ホストファミリーの電話を借りて家族と話ていました。

その時だけ思いっきり日本語で話ができるので、私だけが喋りまくっていたように思います。

当時は今みたいな便利な通信環境ではなかったですが、家族や友達との手紙のやり取り等、アナログな通信手段も、それはそれで楽しい思い出です。

懐かしい通信(2000年代前半)

2000年代前半くらいから、仕事で米カリフォルニア州に住んでいました。

PCでネット検索が十分可能な時代でしたので、日本の家族や友達とのやり取りもEメールや電話が主流となり、留学時代に比べるとはるかに快適な通信環境でした(笑)。

母にはあらかじめパソコンを用意していましたので、Eメールの送受信の方法や使い方を教えて私は渡米しました。

当時の主な通信環境は、次の3つくらいでしょうか。

  • 携帯電話(ガラパゴス携帯:当時は白黒画面が主流で、のちにカラー画面がでました)
  • 固定電話
  • Eメール

主流の携帯電話はガラパゴス携帯(通称ガラケー)で、機能も今のような充実したものはなかったです。

ただ、その当時でも携帯電話から日本へ電話を掛けることができなかったように思います。

インターネットを使えば早く連絡が取れるので、米滞在中は主にEメールで連絡を取り合っていました。

母からのメールで近況をすぐに知ることができましたし、私もカンタンに連絡できていたので、留学当時からすると夢のような環境!

母はブラインドタッチで文章を打つことはできませんから、文章の作成に時間がかかったでしょうが、いつも返信を送ってくれていました。

懐かしい通信(200年代後半~2010年代前半)

ガラケーからスマートフォン(iPhoneやAndoroid)への移行が進み始めたのは2010年代前半からだと思います。

初代iPhoneは2007年6月にアメリカで発売されましたが、日本では初代iPhoneは発売されず、後継機のiPhone 3G(iPhoneの第2世代機)が2008年6月にソフトバンクから発売されました。

その後、2011年にNTTドコモ社が日本独自の機能を備えた「スマートフォン」をリリースし、これを機にスマートフォンへの移行が始まったようです。

iPhoneやAndoroid等のスマートフォンはPC並みの性能を持っているので、これ一つあれば海外でも使用できますし、通信環境は驚くほど進化しています。

2000年代後半に日本へ帰国し、ガラケーからスマートフォンに変えてから、無料のメッセージアプリケーション「LINE」を使うようになりました。

メッセージを入力して、送信。読んでもらえたかは「既読」マークで分かる。

海外の友達ともLINEでつながっているので連絡も取りやすく、今ではEメールよりはこちら使っています。

携帯電話のキャリアーが異なると電話やメールに送受信料金がかかりますが、LINEであればメッセージの送受信も通話も無料。

使い始めた当初は、本当に便利な機能だなあと思いました。

スマートフォンに変えてから

私が主に使っているスマートフォン機能は、次の5つくらいしかないかもです。。。

  • ドラマ・動画配信機能
  • メール、LINE
  • FaceTime、通話機能
  • カメラ機能
  • ネット検索

性能が良くて、小型PCと言っても過言ではないのに、使っている機能はとても少ない。。。

もっと高度な機能がスマートフォンには搭載されていますが、その機能を使い切れていないのが現状です(笑)。

近ごろ思うことが、留学中に「これがあればよかった!」と思うことがあります。

それはネット辞書。

あの頃はどこへ行くにも、いつも辞書持参で行動していました。

メリットとしては、PCとスマートフォンで調べたい時にいつでもカンタンにネットが検索できる点です。

紙をめくりながら辞書で調べるという手間を省くことができます。

デメリットとしては、早くに検索できる反面、ネット上では表示しきれない部分もあるということでしょうか。

紙ベースの辞書の方が記載内容も豊富で且つ詳しい情報が記載されているので、丁寧に調べることができます。

メリット・デメリットはありますが、どちらも活用できる今の環境は本当に最高だと思います。

まとめ

実家から野菜が送られてくると、お礼と一緒に野菜のコンディションなんかを電話で報告していました。

今も電話はかけますが、これからは写真付きでいろんな情報をシェアできるので、母がLINEを覚えてくれたのは本当にうれしいです。

可愛いひ孫ちゃんのおかげです~。

こうやって昔のことを思い出して今と比較すると、本当にPCや携帯電話の通信が便利になったなあと思います。

その恩恵にいつもあやかっていますので、これからもスマートフォンやPCと仲良くしていきたいと思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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